目次
23.ダーク・ダイブ・ボンバー (エラッタ前)
※こちらは現在の効果
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2600/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「ダーク・ダイブ・ボンバー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズ1に自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターのレベル×200ダメージを相手に与える。
※こちらがエラッタ前の効果
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2600/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
環境を荒廃させ、暗黒時代を作り出した最凶最悪のシンクロモンスター
現在はエラッタされたことにより大きく弱体化し、規制解除がなされている。
しかし、エラッタ前のダーク・ダイブ・ボンバー(以下、DDB)が環境に与えた影響たるや凄まじいものであった。何しろ、手札誘発の無い当時のカードプールでは「DDBの召喚を許す=デュエルの敗北」という不文律が環境に蔓延するほどであったのだ。
まず、素材縛りの無いシンクロモンスターという汎用性の高さが問題。このカードとチューナーを用意できれば、どんなデッキでもバーンデッキに化けることになる。
そしてターン1制限の無い射出効果はまさしく驚異の一言。当時大流行した【シンクロアンデット】の展開力を以てすれば、このカードを利用しての先行1ターンキルなど容易だったのだ。このカード自体が2600というエースクラスの攻撃力を有しているのにも関わらず、引導火力を叩き込むことが出来るというのはオーバースペックにもほどがある。自身のダイレクトアタックとあわせてDDBをリリースすれば計4000ものダメージとなる。
当時は起動効果の優先権も活きていたので、相手のライフが1400以下であればカウンタ―罠を喰らわない限りは『奈落の落とし穴』などもすり抜けてゲームエンドに持ち込めるという、まさしく常軌を逸したパワーカードであった。
このカードを手に入れた高速シンクロデッキ【シンクロアンデット】と、「サモサモキャットベルンベルン(サモンプリースト→サモンプリースト→レスキューキャット→エアベルン×2とリクルートを繋げ、DDB2体をシンクロ召喚し1キルする)」コンボを手に入れた【レスキューシンクロ】が環境を暴れまわり、今までにないほどの環境の高速化に嫌気がさし、引退するプレイヤーが続出。この期間は暗黒期と呼ばれるに至った。
バーンカードは慎重にデザインせねばならないという見本である。
24.氷結界の龍 ブリューナク (エラッタ前)
※こちらは現在の効果
シンクロ・効果モンスター
星6/水属性/海竜族/攻2300/守1400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「氷結界の龍 ブリューナク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を任意の枚数墓地へ捨て、
捨てた数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
※こちらはエラッタ前の効果
手札を任意の枚数墓地へ捨て、
捨てた数だけフィールド上のカードを選択して発動できる。
選択したカードを持ち主の手札に戻す。
シンクロ黎明期の闇 多くのループコンボでソリティア加速
ゲームにおいて新しいシステムが取り入れられる際、運営側がその匙加減をわかっておらず、またその新システムを盛り上げるためにかなり強力にデザインしてしまうというのは遊戯王に限った話ではない。
シンクロ召喚システムは黎明期において、時代を一変させるほどの強力なシンクロモンスターを登場させたことにより一時代を築くことになった。『A・O・J カタストル』、『スターダスト・ドラゴン』、『ブラック・ローズ・ドラゴン』…シンクロモンスターはその汎用性の高さで全てのデッキを過去にするほどの隆盛を誇ったのである。
しかし、『氷結界の龍 ブリューナク』、『ゴヨウ・ガーディアン』のこの2枚はいくらなんでも強力すぎた。両方とも最も召喚しやすいレベル6だったことに加え、その汎用性の高さは全シンクロモンスターの中でも随一。
特にこの項で紹介するブリューナク。やはり、ターン1制限が無いのが害悪である。また、自分のカードも戻せたため、前述した『早すぎた埋葬』とのコンボを始めとするループによるソリティアが数多く開発された。
また、シンクロ全盛期においては最大の仮想敵となるシンクロモンスターにもめっぽう強い。数多くのシンクロモンスターは高攻撃力や優秀な効果を持ち、除去に苦労する難敵なのだが、エクストラモンスターは手札に戻される場合エクストラデッキに戻るので、シンクロモンスターへの最も有効な回答札になり得る。
このカードはシンクロ時代における、シンクロデッキへの優秀なメタモンスターでもあったのである。
その汎用性に加え、ループコンボが問題視されて禁止カード行き。
このシンクロモンスターの反省を活かしてか、エクシーズ召喚、ペンデュラム召喚、リンク召喚では最初期には極力性能を抑えられたモンスターがリリースされるに至った。
とはいえ、結局時間が経ったら規制級モンスターが次々と出てくるのであるが…
25.旧神ノーデン
融合・効果モンスター(禁止カード)
星4/水属性/天使族/攻2000/守2200
SモンスターまたはXモンスター+SモンスターまたはXモンスター
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。
『簡易融合』とのコンビで大暴れ 1キルデッキも開発された問題児
このカードは海外先行組(韓国)なのであるが、韓国の環境で既に大暴れしていた悪名高きカード。
『簡易融合』との相性は抜群であり、このカードが大暴れしていた韓国では、当時の環境を「カップ麺早食い大会」と揶揄していたほどである。
来日すれば韓国のように環境を荒らすのではないかと危惧されていたが、果たしてその通りとなった。
日本では既に環境の中心となっていた最新鋭デッキの殆どがレベル4を中心に構築されており、強力なランク4エクシーズモンスターの特殊召喚補佐になるこのカードが入らない理由が無かったのである。その汎用性の高さは凄まじく、ただでさえ強力なランク4エクシーズの更なる一強化に貢献した。当時の環境では『光天使セプター』+『光天使スローネ』の出張ランク4セットと、同じく韓国から来日した『ソウル・チャージ』とともに、害悪カードの筆頭として扱われていた。
また、『超融合』を用いれば相手のシンクロ・エクシーズモンスターのメタになるという点も見逃せない。
【ノーデン1キル】という先行1キルデッキも開発されており、もはやこのカードの禁止化を防ぐ術はなかったといえる。
リンク召喚との相性も抜群であり、間違いなく解除はない。
26.星守の騎士 プトレマイオス
エクシーズ・効果モンスター(禁止カード)
ランク4/光属性/戦士族/攻 550/守2600
レベル4モンスター×2体以上
(1):このカードのX素材を3つまたは7つ取り除いて発動できる。
●3つ:「No.」モンスター以外の、このカードよりランクが1つ高いXモンスター1体を、
自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
●7つ:次の相手ターンをスキップする。
(2):お互いのエンドフェイズ毎に発動できる。
自分のエクストラデッキの「ステラナイト」カード1枚を選び、
このカードの下に重ねてX素材とする。
汎用性の高さはランク4筆頭 攻守において隙が無い
強力なモンスターが揃い踏みのランク4エクシーズモンスターの中でも、抜きんでて強力な効果を持つ汎用ランク4。
明らかにこのカードの持つパワーは常軌を逸していた。先行有利を助長させていた要因であり、害悪と言ってもいいだろう。第一期EMEmでも当然の如く使用されていたが、エクストラデッキを圧迫するという弱点を考慮しても圧倒的な性能を誇るといっていいだろう。
まず、その高い守備力。この2600というラインは標準を超える高い数値を誇っており、通常のモンスターで突破するには一筋縄ではいかない。
だが、①効果のエクシーズ・チェンジはスペルスピード2でもあるためサクリファイス・エスケープが可能であり、戦闘はおろか効果による破壊すらも難しい。だが、このカードは確実に破壊しておかないと、次ターンにはさらに強力なモンスターに化けて出てくる可能性が極めて高くなるため、相手はなんとしても自ターン中での破壊を強いられることになる。理由はこのカードの重ね先である。
◆サイバー・ドラゴン・インフィニティ
強力な制圧能力と除去能力を併せ持つフィニッシャー級のランク6モンスター。本来は召喚条件が重く、内蔵された効果はそれに見合ったものなのだが、プトレマイオスにランク5である『サイバー・ドラゴン・ノヴァ』を重ね、更にノヴァを下敷きにすることで極めて容易に召喚が可能となる。プトレマイオスを超絶なるパワーカードとして押し上げている筆頭で、召喚を許せば除去は困難。敗北必至とすら言ってもいい。
◆セイクリッド・プレアデス
フリーバウンスを内蔵する強力なランク5にして、エクシーズ・チェンジ先筆頭。なんとかプトレマイオスの守備力を突破できるモンスターを場に出せても、こいつを上に重ねられることであっさりと除去されてしまう。相手からすれば本当にたまったものではない。プトレマイオスの守備力を超えるモンスターを出すためには殆どの場合2枚以上のカードを要するので、単純にアドバンテージ差で大きく水を空けられることになる。
◆星輝士セイクリッド・ダイヤ
主にプレアデスの②効果を使用するための下敷き。だが、このカード自身も十二分に強力なので墓地&闇属性デッキを相手取るときにはよく召喚されていた。基本プレアデスとのセット採用なので、このカードは2枚以上搭載されることが多かった。また、『サイバー・ドラゴン・インフィニティ』を狙って自分のターンで『サイバー・ドラゴン・ノヴァ』を重ねようとして『エフェクト・ヴェーラー』等を打たれた際、X素材が無くなりただのバニラモンスターと化したプレアデスの上にそのままエクシーズ・チェンジするという戦術も。
◆始祖の守護者ティラス
効果破壊耐性を持つランク5。対象を取る効果による破壊は困難なプレアデスに対し、『ブラック・ホール』などの全体除去による除去を狙っても、こいつが出てくれば無為になる。前述した3体に比べればパワーは低いが、それでも攻撃性能は十分に高い。
…と、主に上記のランク5(6)モンスターが状況に応じて飛び足してくるのである。弱いわけがない。特にインフィニティの存在から、相手はインフィニティの召喚を許すかディスアドバンテージを覚悟でプレアデスを召喚させるというプレイングすらも二者択一のプレイングを覚悟しなければならない(相手の誘発や罠次第ではそれも不発になったりするのでどうしようもない)
総合して召喚した時点で相手に強制二者択一を強いる、理不尽としか言いようがないカードである。
27.Emヒグルミ
ペンデュラム・効果モンスター(禁止カード)
星4/炎属性/魔法使い族/攻1000/守1000
【Pスケール:青5/赤5】
「Emヒグルミ」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「Em」モンスターが
戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
その後、自分は500ダメージを受ける。
【モンスター効果】
(1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから「Emヒグルミ」以外の「Em」モンスター1体を特殊召喚する。
環境を食い尽くしたペンデュラムカード
悪名高き超高速ペンデュラムデッキ【EMEm】の核となったペンデュラムモンスター。
コナミが学習せずターン1制限を付けなかったため、ペンデュラム最凶のコンボカードとしてリリースされてしまった。
『Emダメージ・ジャグラー』や『Emトリック・クラウン』など、単純にEmに優秀なモンスターが揃っていることに加え、それらのモンスターはすべてレベル4なので大量展開からのランク4エクシーズで制圧という戦術が完成されるに至った。
EMや一部ペンデュラムカードとの相性は抜群であり、余りにも極悪な展開能力を誇ったため、登場から167日という史上最速で禁止カードに制定された。
※【EMEm】についてはこちらの記事も参照
28.EMモンキーボード
ペンデュラム・効果モンスター(禁止カード)
星6/地属性/獣族/攻1000/守2400
【Pスケール:青1/赤1】
「EMモンキーボード」の(2)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):もう片方の自分のPゾーンに「EM」カードが存在しない場合、
このカードのPスケールは4になる。
(2):このカードを発動したターンの自分メインフェイズに発動できる。
デッキからレベル4以下の「EM」モンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
手札の「EM」モンスターまたは「オッドアイズ」モンスター1体を相手に見せる。
このターン、そのモンスター及び自分の手札の同名モンスターのレベルを1つ下げる。
EMペンデュラムが天下を取った最大の要因
現役時はクソ猿とか呼ばれるほど嫌われたカード。【EMEm】をぶっちぎりの環境トップに押し上げた最後のピース。
そもそもEMは相互サーチ能力が高く安定性が高かったのだが、このカードはそれを更に助長させていた。このカード1枚でペンデュラムが可能になる汎用性の高さは尋常では無く、終盤の捲り合いでこのカードを引けば勝利が確定するレベルの強さを誇っていた。
【EMEm】が崩壊した後の【EM竜剣士】でもメインモンスターとしてその強さを遺憾なく発揮。圧倒的な安定性をもたらし、ペンデュラムの恐怖を環境に刻み付けることとなった。
その後、あまりにも糞すぎるためヒグルミと同速で最速禁止処置が為された。…こんな早く禁止するくらいならなんでこんなカード出すんだろうね?
29.D-HERO ディスクガイ (エラッタ前)
※こちらは現在の効果
効果モンスター
星1/闇属性/戦士族/攻 300/守 300
このカード名の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
このカードは墓地へ送られたターンには墓地からの特殊召喚はできない。
(1):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
※こちらはエラッタ前の効果
このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
恐るべきドロー効果
現在はエラッタされ、効果に大きな制約を2つ付けられている。
だがエラッタ前の効果はその制約が無く、デュエル中に何度も効果を使用できるどころか1ターン制限すらないので、墓地へ送って効果を複数回使うことができる。凄まじいドロー加速が可能となるので、ソリティアデッキのお供として名を馳せた。
また、デステニー・ヒーローであるため『デステニー・ドロー』で損失無く墓地に送ることもできるうえ、豊富なヒーローサポートの恩恵も受けることができる。
様々な蘇生カードが跋扈する現在のカードプールでは、エラッタ無しのこの効果では禁止解除など夢のまた夢であった。
ヤタガラス今でも強いとかにわかもいいとこ
お前は馬鹿なのか?
しね
毎年毎年禁止だの制限だの長時間話し合っててバカじゃないの?と思うわけだが。
単純に同名カード3枚までなんてルールがあるのが原因なんだから、全カード一枚制限のルールに変えた方が絶対面白い。下らん話し合いに割いてる時間を使って誤解釈だらけのカードテキストの日本語表現いい加減見直せよな。
それでも世界一売れているカードゲームなので仕方ないですねえ
神判戻ってきてしまった・・・
マジっすか…
最近追えてなくて、更新も出来てなくて申し訳ない。
ちょっと勉強して更新しますね
エラッタ前の話しをしている時点でアホ。
69選とかw もっと10選とかに絞る頭ないのか?w
頭悪すぎww
見応えがあったわ