【ゴルゴ13】ゴルゴ13超A級傑作エピソードランキングベスト13!【オススメ作品】

f:id:tettunn:20180715000532p:plain

然だが、ゴルゴ名エピソードをランキングにして皆さんに紹介したいと思う。

何故かって?ゴルゴ13が大好きだからだよ!!喰わず嫌いのサブカルクソオタクどもには是非とも読んでほしい。

まあ~連載45年超ともなれば、何を読めばさっぱりわからんって方もいることだろう。ゴルゴは面白い。超面白いよ。この面白さを色んな人にもわかっていただきたいので、この記事を作成した次第。

それにしても、色褪せないのがすごいよね。

では、いきましょう。ゴルゴ13にちなんで、ベスト13を発表します!

f:id:tettunn:20171002005134j:plain

ちなみに、ゴルゴの超A級スナイパーという異名にちなんで、記事タイトルも「超A級傑作エピソードランキング」に変更しました。

なお、あらすじはWikipediaより引用しています。

※9/29追記 

本日2021年9月29日、原作者であるさいとう・たかを氏が逝去されたとの訃報が飛び込んできました。

心から哀悼の意を表します。

13位 第1話『ビッグ・セイフ作戦』

第二次大戦末期、ナチスドイツの下で大量のイギリスポンド紙幣が偽造された。計画を主導したのは、元ナチス親衛隊隊長のベルンハルト・ミューラー。ミューラーはナチ崩壊後、その偽造紙幣を抱えて逃亡し、連合軍の捜索からもうまく逃れ、現在はスイスに潜伏して要塞さながらの堅牢な邸宅に籠もっていた。偽紙幣はナチスの高度な技術を駆使して造られた精巧なもので、市場に出回ればポンドの大暴落は避けられない。ナチ戦犯センターが解体される日を目前にしてミューラーの殺害を決断したMI6は、フリーランスの暗殺者を雇うことにする。コンタクトに応じて姿を現したその暗殺者は、「ゴルゴ13」という不吉な異名を持った東洋系の男であった……

ゴルゴ13のエピソード一覧 – Wikipedia

まずは10位に記念すべき第一話がランクイン。

いや、ぶっちゃけそこまで好きなエピソードでもないけど、これはお約束ってやつね。

この頃の(最初期の)ゴルゴはかなり饒舌。

f:id:tettunn:20170927221111j:plain

今のように超然とした感じじゃなくて、それなりにうっかりの失敗もあった。まあ範馬勇次郎然り赤木しげる然り、初期のキャラが固まってない頃はよくあることである。

とはいえ、ゴルゴの場合は経験を経て老成した、と言ってもよいのかもしれない。アカギも中二病が好好爺になった感じだしね。勇次郎は知らん

とりあえず、といった感はあるがまずは1巻から読むのは定石ともいうべきだろう。

このエピソードが載っている巻はこちら!

12位 第160話『ガリンペイロ』

「ガリンペイロ」とはアマゾン流域で金鉱山発掘に従事する労働者のことである。が、警察の捜査を逃れた凶悪犯罪者が多く、その実態は山賊と変わらない。ガリンペイロに村を焼き尽くされ妻と娘をなぶり殺しにされたインディオのマリオは、ゴルゴに連中の殲滅を依頼し、それを遺言のようにして息を引き取った。命と引き換えの依頼を引き受けたゴルゴは、武器を大量に買い込み大掛かりな掃討作戦の準備を開始する。が、それに次いで彼がとった行動は、旅客機のハイジャックであった。一見してまるで関係がなさそうな行動をとったゴルゴの狙いとは?

村と家族をヒャッハー!!したガリンペイロに復讐を誓う依頼者の末期の頼みに応えるゴルゴのデューク東郷(=ゴルゴ13)の粋っぷりが目立つ作品。

依頼金代わりとなるクズ同然のダイヤを見て一度は「警察を頼るんだな」とあしらうゴルゴだったが、「警察(公安部隊)なんて信用出来ねえ!あいつらはもっとタチの悪い無法集団」とマリオは吐き捨てる。なんと、本来治安を取り締まる公安部隊でさえもが、むしろガリンペイロや無法者たちのせいにして牧場や農場を荒らす外道共だったのだ。

敵討ちに臨み返り討ちにあった傷から、ゴルゴに縋りつくようにマリオはこと切れる。ゴルゴはマリオの最期をを見届けた後、クズダイヤを手にしてその場を立ち去ったのだった…。

ゴルゴ史上、もっともゴルゴが赤字で依頼を遂行したエピソード。

どういうことかというと、一銭にもならないようなクズダイヤをもらい受けたにも関わらず、総額で何億円規模という準備をしたということ(スティンガーミサイルや機関銃などの重戦闘兵器を埋伏させる、ワルどもをおびき寄せるための身代金など)。

つまり、殆ど慈善事業みたいなもんである。断っておくが、決してゴルゴは無償で困った人を助ける正義のヒーローなどではない。徹底的にビジネス・ライクな、超一流のプロなのである。しかし、彼を動かすのはカネではない。自分自身に課せられた、”ルール”である。この”ルール”は、どのような権力者であろうとも、ゴルゴ自身でさえ破ることは出来ない(このルールを破った者の末路は言うまでもないだろう)。今回の依頼もゴルゴの”ルール”に則り得る…もとい、足り得る依頼だったということだ。

ゴルゴの矜持の一端を垣間見れる作品。別に依頼者のターゲットにされてないのに、ついでの如く壊滅させられる公安部隊が笑える(自業自得だが)。

このエピソードが収録されている巻はこちら!

11位 第399話『冥王の密約』

 アメリカ・ネバダ州のネバダ核実験場にて、軍医として勤務するドクター・アーノルド・ノイマン。長年にわたり核実験にまつわる放射能の調査を行ってきた影響で自身もガンに冒された彼は、「被曝復員兵士の会」のメンバーとしてその実体と危険性を世に伝えるべく活動を続けていた。ある日、彼は実験場に放置されたサバイバル実験用の廃屋の中で、大怪我を負った男――ゴルゴ13と遭遇する。殺害した標的の部下に追われ警戒していたゴルゴに銃を向けられるが、その直後にフォールアウト事故が発生。逃げ遅れたノイマンはゴルゴを連れて廃屋の下に設置された地下室に潜り、治療を行う。ゴルゴは身を挺して己を救ってくれたノイマンに感謝し、彼が睡眠中に自身の連絡先を残して姿を消す。

受けた借りは必ず返す男 それがゴルゴ13

この作品においては、ちょくちょくゴルゴを手助けする人たちが現れる。それは真の善意からくるものであったり、高額な報酬や矜持からくるものであったりするのだけれど、大抵の場合、ゴルゴは自分に協力してくれた人々には、最大限の誠意で応える(多額の報酬や寄付など)。

特に自らの命を救ってくれたものに対しては、敬意を持って接し、自らの命を賭すことも厭わないほどである。

この『冥王の密約』はまさにそんな話。自らが放射能に被爆する危険があるにも関わらず、医者としての使命を全うしたドクター・アーノルド・ノイマンに対し、ゴルゴは深く感謝する。

「あんたの目的など俺には興味のない事だが・・・あんたは危険を冒して俺を救った・・・借りは返す・・・俺に、出来る事があれば、いつでも呼んでくれ・・・」

ノイマンは原子力に反対する『被爆復員兵士の会』のメンバーであった。

原子力推進派の過激派グループから命を狙われるノイマンだったが、間一髪でゴルゴがノイマンを救う。しかし、ノイマンの身体は既に放射能を浴びたことの影響により、癌に蝕まれていたのだった…。

その後、134話『パッチワークの蜜蜂たち』において、約束は果たされることとなる…。

時系列は『冥王の密約』→『パッチワークの蜜蜂たち』だが、掲載話数は逆。

ノイマンの献身と、普段は血も涙も無いキリング・マシーンであるゴルゴの義理固さが熱い。

このエピソードの掲載されている巻はこちら!
事実上の続編『パッチワークの蜜蜂たち』が掲載されている巻はこちら!

10位 第307話『静かなる記念日』

 ユーゴスラビアのとある村。クロアチア人とセルビア人との勢力争いの境界にありながら不思議に平穏なこの村には、近くで紛争が起こっても何故かどんな軍隊も攻撃を仕掛けてこない。村人達が「記念日」とする13日の金曜日に村を訪れたイギリス人旅行者は、10年前の今日、チトー大統領死去直後の動乱の時期、村に現れた一人の男の話を聞くことになる。

セルビア人軍隊によって制圧されたクロアチア人の村・ブコバロア。

戦時中の占拠された土地の例にもれず、暴力を背景に村は荒らされ、女性は乱暴される。軍隊の横暴に耐えかねた村が頼みの綱としたのが、超A級スナイパーのゴルゴ13だった。ゴルゴに依頼をさせまいと、村人を追撃する軍隊。村の青年ミランは命懸けでゴルゴに遭うことが出来たものの、報酬として村人がかき集めた宝石を無くしてしまう。もはや満身創痍のミランは、母からの贈られた古い指輪でなんとか依頼を遂行してほしい、と必死に頼み込む。

「要件を聞こう…」

 

「おおっ…!ゴ、ゴルゴ13!!」

『ガリンペイロ』と同じく、ゴルゴの仁義が光る。

夕陽を背景にゴルゴに依頼するシーンがカッコいいスな~

ちなみにですが、この話に登場する青年ミランはパチンコのゴルゴ13でネタにされている模様。

このエピソードが収録されている巻はこちら!

9位 第134話『鬼畜の宴』

ロスマクドナルドとペテンセン、金と暇をもてあました2人の富豪の醜悪な饗宴は退廃の極みに達していた。人間狩りにも飽きて並大抵の刺激では満足できなくなった2人は、ゴルゴに狙われていると偽って「スパルタカス」と名乗る超一流の狙撃手を雇い、彼とゴルゴを戦わせようと考える。スパルタカスはローマのコロシアムの遺跡にゴルゴを呼び出す。隠しカメラを通して固唾を呑む2人の富豪が見守る中、古代の剣闘士もかくやの世紀のガンファイトが始まる。

ゴルゴファンの評価も非常に高い傑作。

サブキャラのスパルタカスも、たった1話の登場ながら知名度が非常に高い。

お互いが世界最高峰の殺し屋である。ゴルゴと互角以上に渡り合い、最期はお互いに健闘を称えあうプロの矜持が素晴らしい。

強敵とかいて『とも』と読む、そんな北斗の拳みたいなライバル感はゴルゴには無いのだろうけれど、自分たちを欲望を満たすためだけの道具として扱った醜悪な豚どもには報復を与えねばなるまい。

末期のスパルタカスはゴルゴに依頼をする。

自分の全財産と引き換えに、自分を利用したクズどもを抹殺してくれと!!

このエピソードが収録されている巻はこちら!
ノベル版

▶次ページで8位~をご紹介

5 Comments

アバター とおりすがり

ゴルゴ13って、思春期に読むと、国際政治やら、世界市場やらが身近に感じられる、そんな気がします。
それはそうと、自分のおすすめは、
・最後の間諜−虫(インセクト)−
・ザ・スーパースター(第103話)
・死闘ダイヤ・カット・ダイヤ(第212話)
・第4帝国シリーズ
かな。

返信する
アバター tettunn

>>とおりすがりさん
コメントありがとうございます。
その通りですよね。私は大学生のときにゴルゴを愛読しておりましたが、まあ若干右寄りかな?とか思うところもありますけど、世界情勢の変化をリアルに描いていて(30年以上連載しているので時事ネタも)、とても勉強になりました。
ダイヤ・カット・ダイヤ、私も好きです!
実はまだまだ好きなエピソードはあるので、追記していこうかなwww
またコメントよろしくお願いします。

返信する
アバター ゴルゴくん

久々に読みたくなって(ほぼ40年ぶり)ただ今古本屋巡りで収集中です。100円前後のだけ。まだ40巻(それも歯抜け)くらいまでしか読めてないのでベスト、というわけではないですが、私は、分厚い防弾ガラスを撃ち抜くエピソードと、戦車のキャタピラのピンを撃って抜いてしまう話が面白かったです。ここで挙げられた話はまだほとんどこれからなので楽しみです。
四つミスがあったので指摘しておきます。
一 p1 要件→用件
二 p2 一貫としない→一貫しない
三  同 後読感→読後感
四 p3 恭順したイヌたち→・・・難しい。恭順は名詞なので「恭順した」は誤りですが。「忠実な僕となったイヌたち」くらいかな。

返信する
tettunn tettunn

>>ゴルゴくんさん
戦車のキャタピラのピンを撃ち抜く話は私も記憶にあります!
しかしながら、ゴルゴは対戦車戦はかなり多彩な戦術を用いているので、どの話だったのか定かではないですね。
ちなみに「ノモンハンの悪夢」で、戦車をピアノ線で行動不能にした戦いが一番好きです。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。