ベイスターズのブログなのになんで巨人の分析すんねんと思われるかもしれませんが、これは私自身が納得し切れていないためです。
正直、私は菅野がCSで投げれなくなり、そして初戦でマイコラスを御した時点で、もう9割方ファーストステージ突破は決まったなと思いました。
しかし、2戦目で田口に梶谷・筒香・ロペスが抑え込まれ、今日の3戦目は途中までもう駄目かもしれないと思ってしまうほどの凄まじい試合となりました。
結果から言えば延長11回に嶺井が勝ち越しタイムリーを打ち勝負を決めましたが、もし澤村が田原に負傷交代していなければどうなっていたかもわからないし、最終回でヤスアキがピンチを背負うなど、まさしく薄氷の勝利だったと言っていいでしょう。
ここまでのペナントレース終盤での対巨人戦の相性にかまけていましたが、何か一つ噛み合えば間違いなくCSファーストステージ突破はならなかったろうなと思えてならないのです。
なので、今回は巨人に焦点を当てたいというわけです。
要因その1 菅野の離脱
結局、これが一番大きな問題でしょう。
ノムさんも言ってましたが、エースがこの大事な時に投げれないなんて罰金ものですよ。
今回の試合結果を見る限り、菅野が内海の代わりに投げていたらベイスターズは普通に敗けていた可能性が高いですよね。
ベイスターズも山口が離脱しましたけどね。 ほんまになにやってんだどすこい
要因その2 クルーズ謎の抹消
代わりにセカンドに付いた山本は結局3試合ノーヒットですからね。
しかもいきなり2番起用は謎の差配と言われても仕方ないでしょう。
曲がりなりにも長打のあるクルーズがいないのはベイスターズバッテリーの心労軽減となったのではないでしょうか。
要因その3 出てこなかった『シリーズ男』
ここで言うシリーズ男とは『伏兵』のことです。得てして短期決戦を勝ち抜く球団というのは、2008年日本シリーズにおける西武平尾のようにマークされてなかった選手が思いもよらぬ大活躍を見せるものです。
坂本.500(12-6) 2本塁打 2打点
阿部.250(12-3) 1本塁打 3打点
長野.273(11-3) 2打点
村田.455(11-5) 1本塁打 1打点
枢軸計 .370(46-17) 4本塁打 8打点
小林.111(9-1)
亀井.091(11-1)
他 .000(34-0)
枢軸以外 .037(54-2) 0本塁打 0打点
このデータが示す通り、巨人の主軸以外は全くダメだったことが伺えますね。
主軸は活躍するのは当たり前なので、ノーマークの選手が活躍しないと厳しいし、何よりクリンナップ以外が打てなさすぎます。
要因その4 多かった謎采配
正直言って、今回の高橋監督の采配は、「え？勝たせてくれようとしてるの？」っていう采配が多かった。
なんといいますか、「目先の1点にこだわり過ぎる」感が見て取れました。
「二兎追う者は一兎も得ず」という諺がありますが、逆に1点を追った結果1点も取れないという消極的采配にしか見えませんでした。
采配も時の運である以上、博打的な要素は避けられません。
そしてその成功率を限りなく高める要素が『確率』となってくるわけです。要は『期待値』ですね。
しかし、時と場合によってはその確率論を無視した決定的な勝負の場面というのが必ず訪れます。
何より、巨人×横浜のカードは、『長打攻勢を前提とした乱打戦』を常に想定して戦うべきです。
1点をちまちまと取りに行っても、結局筒香に打たれる。梶谷に打たれる。ロペスに打たれる。
バッテリーとベンチの意思疎通が完璧に図れていなかったことも挙げられるのではないかと思います。
とはいえギリギリの試合だった
ここまでガタガタだった巨人も、万全を尽くし乗り込んだDeNAと互角以上の戦いを繰り広げました。
そしてそのベイスターズは今日、ファイナルステージ初戦で広島に完敗を喫しました。
そら、敵わんわけですわ。広島を撃破できるくらいなら、ファーストステージであっさりと巨人を圧倒しておかねばならない。
負けたほうに「良い試合だったけど」なんて思わせてる時点で話になりません。
とはいえ、まだどうなるかわからないですけども。文字通り現実を見せつけられました恰好ですかね。
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